そう私は知らなかった
倖せという意味　知らなかった
倖せっていつの間にやって来るもの
気が付かずに倖せになっていた私

夢中に毎日生きていると
倖せという実感とすれ違うばかり
めまいがする　めまいがする
倖せに気が付いた時　めまいがする
倖せすぎてる私に慄いてる

人は愛し愛されて倖せを感じるけれど
私は自分なりに自分らしく生きられる時に
陶酔に似た倖せを感じる

さざ波の様に浮いたままでいた私が
いつの間にイルカになっていた
海の事をよく知る賢いイルカに
イルカが海を上手く渡るみたいに
私は今此の時を上手く生きる
これが今の私の倖せだよと思って行こう
明日は今日　今生きる日

■作者メッセージ
身近にあった倖せに気づかないほど一生懸命毎日を生きていた。倖せって訪れる時ってさり気なく来るから音もなく来るからいつ来たか分からない。だから気づいた時は心臓が震える程の驚きになり感動となることを表現しています。倖せになった自分をまるでイルカの様にと準えて未来への抱負を抱いている様子を歌った詩です。