ポエム
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火種
君は本当の温かさに包まれていますか?

体を重ねることで得られる温もりは一瞬で
手を繋いでも キスをしても
抱き締めても満たされることはなくて
ずっとくっついてなきゃならなくなる

だから失ってしまえば寂しくて不安で
そのせいにしてまた別の温もりを求めようとする
でも結果は同じでまたその繰り返しで
決して満たされることはない

本当の温もりっていうのは
どんなに離れててもあったかいんだよ
ずっと一緒じゃなきゃ感じられないなんて
そんなの愛じゃなくて依存してるだけ

ずっと一緒にいることが
君にとって 相手にとって
本当の意味での幸せなのか・・・

人はいつか必ず死んでしまう
死んでしまえば 抱き締めても
もうそこに温もりはないんだよ

一人きりになった部屋で
思い出の写真を眺めるなら君は何を思うだろう

もし
悲しみに溢れた心の底に沈んだ
その火種に触れられたなら
温かさは君の内側に芽吹くだろう
そしてきっとまた笑える日が来るよ

君は大切な人の心に温もりを遺せますか?
25/04/27 14:50更新 / 詩雨



談話室

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