ポエム
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臨界
君といた日々を思い出すたび
少しだけ胸が痛くなる
笑ったことも 泣いたことも
今は遠き日の泡沫

同じ未来(あした)を見ていたけど
少しずつ すれ違って
現実から目を逸らして
時間だけが過ぎて行った

戻れないことを知っていたから
なんて言いながら
向き合うことから逃げただけ
せめて 壊れてしまわないように

傷付け合うくらいなら綺麗なままでと
優しい嘘のつもりだった
でも それさえも
弱さを隠すための言い訳でしかなかった

「終わるなら 傷は浅い方がいい」

そう願った僕は あの日のまま
終わることも進むこともできずにいる
25/08/09 20:19更新 / Xiu

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