ポエム
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不確かな愛
「終わりにしよう」

その言葉が喉を抜けた瞬間
君の瞳がゆっくりと崩れた

「どうして?」って
口にする前に頬を伝った涙が
全てを語っていた

震える指先がそっと袖を掴み
掠れた声で何度も僕の名を呼ぶ

すれ違う日々に慣れたふりをして
掛け違う「意味」に戸惑いを隠せずに
君から目を逸らし続けた

確かに僕は君を愛していた
そう信じて思いとどまったりもした

けれど
どこで間違えた?
何が正解だった?

この手を解いたら
その先には何があるのだろう

「終わりにしよう」

そう決めたはずなのに
泣きじゃくる君を
抱き締める腕がまだ離せない

不確かな愛でも
この腕が君の温もりを求めるなら
もう少しだけ...
25/07/07 19:53更新 / Xiu



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