外は皮肉なほどに晴れて
心だけが　影を伸ばす
渇いて消えてしまいそうな
ワタシは　揺れる陽炎

冗談だよって笑えたなら
こんなにも苦しくないのに
アナタに甘えた　ワタシの弱さが
また傷を深くする

願えばアナタに包まれていたい
その手に触れられて　意味を持つの
叶わぬ白昼夢（ゆめ）なら　もう眠らせて
解れて　解けて　ワタシは無になる

噛みしめたカプセルの中
最後の優しさ　体内（からだ）に沁みる
アーモンドの香りだけが
安息をくれるようで

繰り返す眩暈と嗚咽
これ以上　失えないから
願いをひとつ　喉の奥で
静かに飲み込んだ

願えばアナタに包まれていたい
その声ひとつで　生きていられる
叶わぬ白昼夢なら　どうか終わらせて
解れて　解けて　ワタシは無になる

流れた涙　身を焼くほど熱くて
願ったことさえ　今はもう...

ねぇ　もしまた会える日があるのなら
その時は笑って　傍にいて
だけどこの白昼夢　終わりにしたいの
解れて　解けて　ワタシは無になる