ポエム
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3度目の冬、3つ目の傷
突然の告白に君は驚きを隠して微笑ったね
空白が怖くて自分の弱さに罪を犯した
やっと僕に微笑んでくれた君の目を
後ろめたさに見ることが出来なかった

今はただ悔いて仕方がない
君に会えぬ程に忘れられなくなって
この胸の痛み 日々増していくよ

卒業 別れ 雪解け そして桜の季節
君は今何処に咲いていますか?
今僕が一人仰ぐ鈍色の空は
その澄んだ瞳にも映っていますか?

時は急いて 白の季節
心が凍みて温もりを求めた
けれど君には代えられなくて凄く切なくて

今はただ悔いて仕方がない
君に会えぬ程に忘れられなくなって
この胸の傷が寒さに疼いているよ

再会は余りにも突然に…

何処か大人びて綺麗になった君
それでもあの頃の面影を残し
隣には大切な人が寄り添って
君の微笑み何も変わらず純粋で


3度目の寒い冬の夜、3つ目の傷に涙
25/04/10 23:19更新 / 詩雨



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