ポエム
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気付けば 錆びたシャベルを片手に
理由も どこに続くかも分からず
ただ掘り進めている

乾いた土は無言のまま
過去を隠すように崩れては戻る

空は遠ざかり
その色さえもう覚えていない

次第に馴染んで行く
湿った闇と土の匂い

深層に近付く一掻きごとに
胸の奥で何かが軋んだ


思い出したよ...


赦しを求め
声なき叫びを埋めた
この穴が誘う罪を

届かぬ光に「希望」と名付け
手を伸ばしてみても

穢れたこの手には
掴めるものなどなくて

それは幻影のように
指の隙間からこぼれ落ち
終わりなき底へと落ちて行く

自分という罪を埋めに来た
25/06/08 19:29更新 / Xiu



談話室

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