足音
午前0時
微睡みの中に響く足音は
君が会いに来てくれた真実
玄関の扉越しに見えた姿
ドアノブに手を掛け
でも踏み切れず
背を向けて
小さくなって行く君を
見届ける事しか出来なくて
僕はただ小さく手を振った
其処に残る香りが
痛いくらい優しくて
少し包まれていたかった
やがて空は白み始め
跡は消えて行く
微睡みの中に響く足音は
君が会いに来てくれた真実
玄関の扉越しに見えた姿
ドアノブに手を掛け
でも踏み切れず
背を向けて
小さくなって行く君を
見届ける事しか出来なくて
僕はただ小さく手を振った
其処に残る香りが
痛いくらい優しくて
少し包まれていたかった
やがて空は白み始め
跡は消えて行く