ポエム
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泡のゆめ
くらげににてる触覚まわるまわる…

怪盗がっぱをあたまにのせて
ちょっぴり纏う
浮輪みたいな疑問

名前はうぶまる
それはお歌を教わって
失わずにいられた心のおまけ

(風の隙間につかまって、およぐ)

あのひとは
いまならどんなお歌を作ったのだろうと気になりはじめたときに
失いたい気持ちは
すでに盗まれていた

捕まえられそうなところから
(「まだいらなくなるようにね」 と。)

どこかで分かち合えるまで、なんて
言い訳のしやすい約束で足りるかな
(水には戻らない)

きみ と わたし の

行き先は知らないけれど
膨らむ期待をくるんでふわふわ

まるくなる。
25/06/20 20:33更新 / hinoki no bou



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