村人の詩
善意は誰かに強制するものではないのに
図に乗る輩が現れて
誰かの善意ごと裏切ってしまう
そうして貧困になった村の
行く末は暗澹としていて
時間経過に任せても
抜けられない
使いたくなったときに
気に入ったもののために
進んで使いたくなる
使わなくてもいいもの
朝を続ける朝
夜を迎えない朝
夜に続く 夜
朝を持たない 夜
やがて廃村になるのは勝手だが
貧困になった村に確かに存在した
豊かな善意の記録を
誰かが現れたときのために
残してはおけないものか
ふいにくだらなく思えても
酔っ払い以上にとても悩ましくなってしまうから
ささやかに
この暗澹に落書きをしよう
図に乗る輩が現れて
誰かの善意ごと裏切ってしまう
そうして貧困になった村の
行く末は暗澹としていて
時間経過に任せても
抜けられない
使いたくなったときに
気に入ったもののために
進んで使いたくなる
使わなくてもいいもの
朝を続ける朝
夜を迎えない朝
夜に続く 夜
朝を持たない 夜
やがて廃村になるのは勝手だが
貧困になった村に確かに存在した
豊かな善意の記録を
誰かが現れたときのために
残してはおけないものか
ふいにくだらなく思えても
酔っ払い以上にとても悩ましくなってしまうから
ささやかに
この暗澹に落書きをしよう