冬の或日
愛しきあの人に、
私は声を掛ける
寒さ恨めしい冬の或る日
わずか一億全ての勇気を振り絞る
愛しきあの人に、
私は目を向ける
寒さ賑わしい冬の或る日
えらく艶めかしい眼球に見入る
愛しきあの人と、
私は会話を始める
寒さ忘れた冬の或る日
少しの穢れもない言葉を感じる
今、
私は初めて此の世の者となる
あの人は初めて此の世の者となる
私は声を掛ける
寒さ恨めしい冬の或る日
わずか一億全ての勇気を振り絞る
愛しきあの人に、
私は目を向ける
寒さ賑わしい冬の或る日
えらく艶めかしい眼球に見入る
愛しきあの人と、
私は会話を始める
寒さ忘れた冬の或る日
少しの穢れもない言葉を感じる
今、
私は初めて此の世の者となる
あの人は初めて此の世の者となる