ポエム
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泡沫の幻と一筋の後悔
雨の中。

五月蝿い、電車の高架下で。

泣いている?わからない。

何故?

どうして??

クエスチョンが頭を埋め尽くす。

この感情が嫌いだ。

いない君を待っていても仕方ないのに。

その事実を認めたくなくて。

あの日、あの時が鮮明に蘇る。

君との思いでの全てが走馬灯の様に脳内を駆け巡る。

嗚咽を漏らす。

後悔。

ごめん。

雨と涙が混ざる。

もう何も見えない。

伝えられない言葉は暗闇の藪に消える。

わかるわけない。

わかりそうでも君がいないなら意味などない。

僕の胸を抉るような深い闇の中。

そんな中で君の幻を見た気がした。
17/03/21 00:13更新 / 露風



談話室



■作者メッセージ
それでも夜は明ける

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