ポエム
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色と音と幸せと
人は僕らを嫌う。

他の人とは違うから。

歩けないとか、喋れない訳じゃないのに。

あの子は呪われてるからって。

皆、離れていく。


やがて人を拒絶するようになった。


蒼い潮風に揺られる日々に。

頬を潮風に染めて笑うことなんて

きっと一生出来ないなぁ。

たぶん生きる権利なんてないだろう。


この目には

音が自由に動いて見えた。

音が色づいて見えた。

昔から、音と生きてきた。

この海(ステージ)の上なら何でも出来た。

今なら空だって飛べるかも。

何もかもが輝く。

桃色の幸せな音楽が響き渡る。

この目に見ている音楽を!皆にも見てもらうから!


世界は残酷かもしれない。

時に牙を剥くかもしれない。

それでもこの世界には

幸せがあるから

僕らにしか見えなくて

皆にも聞こえる音が

ここにはあるから。


















小さな石に小さな文が

『亡くなった×××持ちの君に、幸せな音を送ります___』
17/02/01 02:47更新 / 露風



談話室



■作者メッセージ
さて、何を指しているか、わかりましたか?
少し難しいかも…しれませんね。

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