ポエム
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Lonely white Christmas
誰かの声で目が覚めた。

窓を開けても感じるのは

頬に当たる冷たい風だけ。

ああ、今年もこの日がやってきた。

とはいっても別にすることはないのだけど…


いつもならポストに入ってる便箋も

今日ばかりはなりを潜めてる。

君も今日は暇じゃないみたい。

何だか笑えるね。


いつも遊んでるメンツも

今日ばかりは集まりが悪くって

ああ、やっぱりそうなんだなぁって

嫌でも実感する。


いつもなら快晴なはずの空も

何だか黒く淀んでるみたい。

「明日は晴れでしょう」

なんて、どこの誰が言ったのかな


夜になれば

街に明るすぎる光が灯る。

ツリ―のイルミネーションは私には眩しすぎるよ。

街の騒がしさにくらくらする。

私はきっとこの街には向いていない。


お決まりの服装で

お決まりのヘッドホン首にかけて

目付きの悪い私が街に出ても

寒い事に変わりはないし

世界が動いたわけでもない。

ただただ、カップルを睨みつけて、時間が過ぎていく。

時間の使い方が上手いわけじゃないんだ…。


家に帰っても何かが変わるわけじゃない。

虚しい夜が過ぎていく。

あれ、私、何に期待しているんだろう。


夜中にふと寒さで目が覚める。

朝と同じように窓を開けると

私が待ってたのであろう、神秘の世界が広がっていて

今日一日の行動はすべてここに繋がっていたのかな、なんて

思いたくなって

寒空に描いたMerryChristmasの文字。

一年に一度のサンタからの贈り物。

__どうやら私にも届いたみたいです。
16/12/25 22:16更新 / 露風



談話室



■作者メッセージ
人狼Onlineのクリぼっちの皆さんに
「クリスマスに妄想で心を埋めてる馬鹿野郎の妄想で書いた詩」
をお届けいたします。

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