渇望
散乱した蹂躙に
耐えきれない全容
首だけが曲がり、くねり、螺旋を描く
少しずれた動詞が
名詞の異様さを際立たせる
幻か
縛る手つきは
以前より密に
それでいて器用に
構造には疑問を持たない
この世という膨大な情報に
墨を落とすに等しいから
絢爛な君に送るのは
薔薇を模した心臓
めくれるほどに強く
裂けるほどに微細な感覚で
狙い澄ました一閃が
磁場に濁され、その文脈を失う
すかしてやがる
渇望と情熱
耐えきれない全容
首だけが曲がり、くねり、螺旋を描く
少しずれた動詞が
名詞の異様さを際立たせる
幻か
縛る手つきは
以前より密に
それでいて器用に
構造には疑問を持たない
この世という膨大な情報に
墨を落とすに等しいから
絢爛な君に送るのは
薔薇を模した心臓
めくれるほどに強く
裂けるほどに微細な感覚で
狙い澄ました一閃が
磁場に濁され、その文脈を失う
すかしてやがる
渇望と情熱