雨だらけの夜
灰空広がる夜にあるのは
白く闇を切り取る雨と
ぽつり佇む電灯だけで
人通りすらありゃしない
だから半透明の傘越しに
空を見上げてみても
白線が落ちるのを知るだけで
向こうに居るはずの月星も
この瞳には映らない
くるり傘柄を回しては
一人夜歌を歌って
見えないはずの月を星を
唇の内側に浮かばせる
今日の雨だらけの夜道には
見守ってくれる
月光も星光もいないから
あたしは一人そっと
歌だけで寂しさを紛らわす
白く闇を切り取る雨と
ぽつり佇む電灯だけで
人通りすらありゃしない
だから半透明の傘越しに
空を見上げてみても
白線が落ちるのを知るだけで
向こうに居るはずの月星も
この瞳には映らない
くるり傘柄を回しては
一人夜歌を歌って
見えないはずの月を星を
唇の内側に浮かばせる
今日の雨だらけの夜道には
見守ってくれる
月光も星光もいないから
あたしは一人そっと
歌だけで寂しさを紛らわす