ポエム
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過ぎてもなお
いつ咲いていたのだろう

色とりどり周りを埋める花々に
自らを見下ろせば
くたりと萎れた花一輪

咲いていることすら知らずに居て
実を結ぶことはもう出来まい

何故
それでも立ち続けるか
大地に根を張り空を見上げ
枯れかけの身を風にさらして

花の盛りが過ぎてなお
命が続くというのなら

地に倒れるまで生きる
それが花そのものと
美しさそのものと

萎れた花が呟く
気付かれなかった寂しさに
涙を流しつつ
それでも芯の通った強い声で
20/11/10 08:21更新 / ねこK・T



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