ポエム
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濡れ窓の向こう夜電灯
ぽつり灯る電灯は
白に橙に闇を照らす

今夜は銀雨に閉ざされて
月も星も無いからと
雨の寒さに震えながらも
光の輪を描き出す

僕はそんな彼らを
暖かな車内からぼやり
眺めることしか出来ず
応援の言葉すら届けられず

電灯がぱちんと瞬いて
滑る露に紛れながら
光は窓に溶けてゆく

僕は濡れた窓のこちらから
届く電光を露越しに
指でつとなぞるだけ
23/10/18 13:25更新 / ねこK・T



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