濡れ窓の向こう夜電灯
ぽつり灯る電灯は
白に橙に闇を照らす
今夜は銀雨に閉ざされて
月も星も無いからと
雨の寒さに震えながらも
光の輪を描き出す
僕はそんな彼らを
暖かな車内からぼやり
眺めることしか出来ず
応援の言葉すら届けられず
電灯がぱちんと瞬いて
滑る露に紛れながら
光は窓に溶けてゆく
僕は濡れた窓のこちらから
届く電光を露越しに
指でつとなぞるだけ
白に橙に闇を照らす
今夜は銀雨に閉ざされて
月も星も無いからと
雨の寒さに震えながらも
光の輪を描き出す
僕はそんな彼らを
暖かな車内からぼやり
眺めることしか出来ず
応援の言葉すら届けられず
電灯がぱちんと瞬いて
滑る露に紛れながら
光は窓に溶けてゆく
僕は濡れた窓のこちらから
届く電光を露越しに
指でつとなぞるだけ