置き去りの向日葵
立秋とは名ばかりの強い光が腕を焼く
アスファルトには揺らめく陽炎
蝉はまだまだ大合唱
黒ワンピースはただただ暑く
一刻も早く脱いでしまいたい
世界はこんなにもまだ生命を謳っていて
抱え直した骨壺は白く輝く太陽のようで
こんな世界で静かに眠るだなんて
あなたには似合わない気がしてならなかった
瞳の向こう
夏に置き去りにされた向日葵は
今なお鮮やかに太陽を追いかける
アスファルトには揺らめく陽炎
蝉はまだまだ大合唱
黒ワンピースはただただ暑く
一刻も早く脱いでしまいたい
世界はこんなにもまだ生命を謳っていて
抱え直した骨壺は白く輝く太陽のようで
こんな世界で静かに眠るだなんて
あなたには似合わない気がしてならなかった
瞳の向こう
夏に置き去りにされた向日葵は
今なお鮮やかに太陽を追いかける