ポエム
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変身
夜を照らして君を並べて、星の幾つかを追い落とす。雲の切れ間に冷たい眠り、侘しい唇、涙の塩気。レンガに廻るひび割れに這う、蔦の悲しみ増すばかり。
どこへ行ったか沈丁花、手に手を触れぬ寂しさに、懐かしさだけが芳しい。
眠り、眠れ。時計の針が昇るまで。
君を知らねばよかったと、鳥のなく声より早く。
君を知らねばよかったと、君など知らねばよかったと。
22/08/16 01:02更新 / ペンネーム



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