ポエム
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クロッカスの日々
ボクは君の味方だと誰かが言った
どうしてそれが出来るというの?
私の見方を知らない癖に

寄り添うことが愛だと誰かが言った
どうしてそれだけで良いと思うの?
私の体温しか要らない癖に

いつかのクロッカスはとっくに萎れ
空のガラス瓶だけが、夕日を紫に染めた

年月が何かの証明になるとして
二人の為にはならなかった
ただ、それだけの事だった

急ぎ結んだ髪ゴムで
誰かの去っていった駅へとかけてゆく
そんな日々が無かったわけじゃない

年月が何かの証明になるとして
二人の糧には足りなかった
ただ、それだけの事だった

久しぶりに花を飾りたくなったけれど
選ぶべきものの名はわからなかった
18/05/04 15:16更新 / とり



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