ポエム
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紅葉
彼に優しく撫でられて
私は頬を赤らめる

もう一度 見てもらいたくて 触れてほしくて

一生懸命着飾った 踊りも沢山練習した

そして誰よりも 赤く 美しくなった

彼はもう一度見てくれた 触れてくれた

どこまでも続く青空の下 彼とともに 踊った
素敵な1日だった




だけど日を重ねるごとに 美しくなくなっていく

こんな私じゃ 見向きもされない

赤く艶のあった髪は 茶色くみすぼらしい髪へ

ハリのあった肌は シワシワの肌へ

少しづつ 美しくなくなっていく

消えてしまいそうなとき 彼が来てくれた
まだ愛してくれていた

優しく口づけを交わし ゆっくり ゆっくり 舞い降りる

彼は最期に素敵な贈り物をくれた

いつまでも いつまでも 愛している
18/10/16 19:25更新 /



談話室



■作者メッセージ
「秋風」と対になっている作品です。

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