ポエム
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真の自由の代償
いつも強がっていた
愛を跳ね除けていた
強くいれば いつか 自由になれると思った

だから
どん底から這い上がり
城を築き上げ
ついに玉座へ至り 冠を勝ち取った

そこには 誰にも邪魔されない 命令されない 自由な世界が待っていると思った

自由だった 退屈なまでに
静かだった 喧騒が懐かしいほどに
頂からの眺めは 美しく 儚かった

黒く淀んだ糸に絡めとられ
白く純粋な羽はむしり取られる

真の自由はどこにもなかった
一時の自由はいつもココにあった

それで十分だった 満たされていた

気づいても もう遅い
自由を自ら捨て 真の自由を手にした王は
今も玉座の上で泣いている
18/10/17 18:09更新 /



談話室



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