カップチーノ
コップの底に残った三日月が
僕に一心に微笑みかけている
僕の心が泣いているから
きっと励ましてくれているんだろう
あなたは振り向かず去っていった
何の前触れもなく
あれから何度謝ってみても
あなたの耳にはもう届かない
カップチーノは甘かった
あなたのくれる言葉みたいに
どこまでも優しく、繊細だった
けれども後から
いつまでも続く、苦味が残った
ごめんなさい、ごめんなさい。
どうして、どうして?
あなたは止まらない。
あなたは答えない。
コップの底に残った三日月が
僕に一心に微笑みかけている
「君はなんにも悪くないよ。」
頑是ない声で僕に言う。
僕に一心に微笑みかけている
僕の心が泣いているから
きっと励ましてくれているんだろう
あなたは振り向かず去っていった
何の前触れもなく
あれから何度謝ってみても
あなたの耳にはもう届かない
カップチーノは甘かった
あなたのくれる言葉みたいに
どこまでも優しく、繊細だった
けれども後から
いつまでも続く、苦味が残った
ごめんなさい、ごめんなさい。
どうして、どうして?
あなたは止まらない。
あなたは答えない。
コップの底に残った三日月が
僕に一心に微笑みかけている
「君はなんにも悪くないよ。」
頑是ない声で僕に言う。