恋花
真っ白な朝に、
凍えそうな朝に、
かわゆらしい、
一輪の花が咲いたよ。
それは恥じらいを含んだ、
頬の色をしていたよ。
とても艶やかで、
とても暖かで。
その花が風にゆれるとね、
星屑が触れ合ったときみたいな、
小さな透き通った音がするんだよ。
だからね、だからね。
僕はその花を窓際に置いて
優しい歌を歌うんだよ。
凍えそうな朝に、
かわゆらしい、
一輪の花が咲いたよ。
それは恥じらいを含んだ、
頬の色をしていたよ。
とても艶やかで、
とても暖かで。
その花が風にゆれるとね、
星屑が触れ合ったときみたいな、
小さな透き通った音がするんだよ。
だからね、だからね。
僕はその花を窓際に置いて
優しい歌を歌うんだよ。