ポエム
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明日のために
タッタ、タッタと、
希望の音がする。
憎しみが内臓を焼いた、
あの日を乗り越え、
確かに僕は、
ここに生きている。

楡の木が吸収していく、
心が出した、煙。
なぜ生きているのか、
なぜ今生きているのか、
それは、あの日の苦しみを、
乗り越えるためだったろう。

だから僕は、神社の参道を。
自分だけのために、
自分だけの泪で濡らして。
歩いていく。
タッタ、タッタと
希望を鳴らしながら。
24/01/02 13:47更新 / たろう



談話室



■作者メッセージ
泪で溢れて汚れてしまった、あの日の記憶を乗り越えて。

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