ポエム
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のんびりや
幸せな時間が過ぎて、
動き始めた命の時計の
リズムを刻む音を聴いていた。

泉のようなあなたの笑顔は、
とても澄んでいて
途切れることのないトモレロのよう。
陽の光を受けて、
キラキラと水面が歌い出す。

だから僕は、あなたに笑ってほしくて
あなたの音色を聴きたくて。

あなたは僕とは交差しないけれど
縹色の空を写すあなたの瞳は
僕とおんなじ色をしているから。

幸せな時間が過ぎて、
動き続ける命の時計は
嬉しさに脈打つ、
鼓動と重なった。

あなたとの思い出を抱きしめて
僕がただひとつ願うことは
あなたが今日も、ちゃんと笑うこと。
23/08/16 23:18更新 / たろう



談話室



■作者メッセージ
グロテスクな詩を作ったあとは、綺麗な詩を作って、気分を変えよう。

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