顫動する秋
ヘッドフォンのコードを引きちぎって
永遠の音楽のなかで眠ろう
死んだ蛙の浮かんだ夜空は
あまりに生臭くて。
みんなは僕を、たわしだと思っている
だからあなたも、味方のふりして。
だからあの子も、優しい顔して。
こんな秋の宵は、濃いココアでも温めて飲もう。
窓から見える夜空に、中指を立てながら。
今まで飲み込んできた、
怒り、痛み、叫び。
僕が僕であるために飲み込んできた、
いがぐり。
そのすべてが喉元で詰まって。
古時計が十二時を告げるチャイムを鳴らしたとき
僕の喉から、やまびこのような嗚咽が漏れた。
永遠の音楽のなかで眠ろう
死んだ蛙の浮かんだ夜空は
あまりに生臭くて。
みんなは僕を、たわしだと思っている
だからあなたも、味方のふりして。
だからあの子も、優しい顔して。
こんな秋の宵は、濃いココアでも温めて飲もう。
窓から見える夜空に、中指を立てながら。
今まで飲み込んできた、
怒り、痛み、叫び。
僕が僕であるために飲み込んできた、
いがぐり。
そのすべてが喉元で詰まって。
古時計が十二時を告げるチャイムを鳴らしたとき
僕の喉から、やまびこのような嗚咽が漏れた。