ポエム
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花桃(他ユーザーの方、ありがとうございます)
可憐なピンクが目に染みる
花桃の花はいよよ満開。
僕の恥ずべき人生を、
覆い隠すようにして花を開いた

それは年増の厚化粧のように
ケバケバと粉を飛ばし、
僕に瞬きをさせた。

僕の心の虚空を埋めようとて、
それは不自然になってしまう。
空の紺青は僕を嘲笑い
「おまえはどう足掻こうとおまえだ」と、
僕に白い歯を向けた。

そうして下を向いたとき、暖かな春の風が吹いた。
それは、優しく頬をなぞった。
背中をさする母のように、
風はなよびかに勇気をくれた。
23/03/31 10:45更新 / たろう



談話室



■作者メッセージ
僕の作品にいいねを付けてくださった方、さらにコメントまでくださった方、ありがとうございます。

暖かな春の風は、他ユーザーの方の暖かいコメントを象徴しています。心の宝石箱に仕舞っておく、大切な言葉が増えました。

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