ポエム
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波紋


食べてすぐ横になると
牛になって
川まで来ていた
晴れたら洗濯をして
布団を干そうと思っていたけれど
雨も降り出して
残っているものもない
これからの人生どうなるのだろう
いや牛だから牛生か、なんて
細かいことが気になるのに
川辺の草を見るだけで
よだれが出てくる
気がつくと隣には
一緒に牛になった君がいて
川面の波紋を眺めている
言葉で伝えなければいけないことが
たくさんあったはずなのに
側にいるだけで
不思議と伝わっていく

24/02/29 06:53更新 / たけだたもつ



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