虹色の物体
目を瞑った
そうすると暗闇に一つ
光ってもいない
丸い物体があった
確かに物体は存在したのだ
それを例えるなら
汚れたビー玉のようだった
小学生の頃にたまに見た通学路に落ちていたかのような
それはとてもとても
暖かいような気がしたが
触ってみると無機質だった
そんなことは分かっていた
私はそれを手に取り
考えるのをやめた
考えるのをやめた
考えるのをやめた
しかしいつしか考えはじめた
この物体は何なのだと
考えた
考えた
考えた
そうすると物体は答えた
口もないくせに物体はこう言った
「君は既に答えを知っているだろう」
僕は答えを聞くとそっと目を瞑った
これが僕の毎日だった
そうすると暗闇に一つ
光ってもいない
丸い物体があった
確かに物体は存在したのだ
それを例えるなら
汚れたビー玉のようだった
小学生の頃にたまに見た通学路に落ちていたかのような
それはとてもとても
暖かいような気がしたが
触ってみると無機質だった
そんなことは分かっていた
私はそれを手に取り
考えるのをやめた
考えるのをやめた
考えるのをやめた
しかしいつしか考えはじめた
この物体は何なのだと
考えた
考えた
考えた
そうすると物体は答えた
口もないくせに物体はこう言った
「君は既に答えを知っているだろう」
僕は答えを聞くとそっと目を瞑った
これが僕の毎日だった