ポエム
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それぞれの道を行く友人に
いま、まさに
分かれ道に立っているのだと思う

ここまで歩んだ同じ道は
楽しいことばかりではなかった
ムカついたり、イラついたり
頼ったり、頼ったり、たまに頼られたり
多分迷惑をかけたことの方が多いけれど
それでも同じ道を歩いてきた

貴方が、貴女が、いたから
なんとか踏ん張ってこれた
それはいつまでも続くものだと思っていた
それでも終わりは来るもので

今日という日に
それぞれの道を進んで行く
それは僕も、貴方も、貴女も、同じだ

二度と会うことのない人もいるだろう
葬式にすら行けない人もいるだろう

だけれど
同じ道を歩んだ事実はここに残っているし
よき青春の1ページだったと
僕は勝手に思っている

また集まったときには
どうでもいいことでケラケラと笑って
宴席を囲めるのだと
僕は勝手に思っている

僕はモラトリアムの延長戦で
貴方や貴女がいなくなったこの場所で
僕なりに闘います

その中で僕は貴方や貴女の道が
険しくも素敵な道であることを
願っています
19/03/23 00:13更新 / サンドマン



談話室



■作者メッセージ
卒業をした感情そのままです。

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