「それは違うんじゃない？」
その答えはどこから持ってきたのか

「こっちの方がいいよ」
その基準は君のものじゃないのか

「そうだね」
ヘラヘラと貼り付けた笑顔で言葉を躱す

「でもこれでいいんだ」
ここで答えを変えたら僕があとで死にたくなるから

「どうせ失敗するよ」
成否は重要な問題じゃないんだ

「勝手にしなよ」
僕が僕であるための答えだからそうさせていただく

「まぁ見ててよ」
内心で舌を出しながら笑うフリをする