正月の居間
眼鏡が割れた
目を失った
見えてたものが見えなくなった
祖父は言う
「俺はもうだめだ」と
体の不自由は絶望
思い通りにいかない苦痛
死に至ることを想起する
眼鏡を変えた
僕の目は誕生した
見えなかったものが見えるようになった
一歳の甥っ子は
みなから愛される
生まれることは希望
なんにでもなれるような楽観
尽きることのない未来を想起する
その間にいる僕
正月の居間にいる僕
目を失った
見えてたものが見えなくなった
祖父は言う
「俺はもうだめだ」と
体の不自由は絶望
思い通りにいかない苦痛
死に至ることを想起する
眼鏡を変えた
僕の目は誕生した
見えなかったものが見えるようになった
一歳の甥っ子は
みなから愛される
生まれることは希望
なんにでもなれるような楽観
尽きることのない未来を想起する
その間にいる僕
正月の居間にいる僕