空のうた
どこまでも青く広がる空は
ときにすっかり表情を変える
濃い灰色にたれこめて大雨を降らせ
不気味な閃光を見せ雷鳴をとどろかせる
それでもやがて終わりが来て
空は再び光に満ち
なんと爽快な青さで私達に微笑むことか
そんな空から
あろうことか砲弾が降り注ぎ
爆弾が落ち
やわらかく温かい人々のからだを血まみれにし
硬く冷たく変えてしまう
人々は涙も枯れ
心には深い闇が棲みついてしまうだろう
でもそれは空の仕業ではない
空は泣き叫ぶ人間を見たくはないはずだ
舞い飛ぶ鳥たちにぞっと悲しみをうちあけたはずだ
夕焼けの色に染まりながら深いため息をついたはずだ
そして漆黒のベールに無数の星を輝かせ
明日こそ乱暴な人間が空を穢してしまわぬようにと
祈ったにちがいない
ときにすっかり表情を変える
濃い灰色にたれこめて大雨を降らせ
不気味な閃光を見せ雷鳴をとどろかせる
それでもやがて終わりが来て
空は再び光に満ち
なんと爽快な青さで私達に微笑むことか
そんな空から
あろうことか砲弾が降り注ぎ
爆弾が落ち
やわらかく温かい人々のからだを血まみれにし
硬く冷たく変えてしまう
人々は涙も枯れ
心には深い闇が棲みついてしまうだろう
でもそれは空の仕業ではない
空は泣き叫ぶ人間を見たくはないはずだ
舞い飛ぶ鳥たちにぞっと悲しみをうちあけたはずだ
夕焼けの色に染まりながら深いため息をついたはずだ
そして漆黒のベールに無数の星を輝かせ
明日こそ乱暴な人間が空を穢してしまわぬようにと
祈ったにちがいない