うたいあい
雲ひとつない快晴を
ぼくのうたが煙らせるから
悩み連ねた心の文字を
一字残らず吸い込んでほしい
たゆたう黒煙はきっと
あなたの所へ届いてくれる
どうか どうか煙たがらないで
澄み渡る文を読み取ってほしい
ひともじ ひともじを
隔たりのない快晴を
あなたのうたが曇らせたなら
雨粒に混ぜて見せてほしい
流れ落ちる雫の言葉を
一滴残さず受けとめるから
ただよう黒雲はきっと
ぼくの家に降らせてくれる
屋根をつたって 頬をつたって
こぼれたら両手で読み取るよ
ひとつぶ ひとつぶを
ぼくのうたが煙らせるから
悩み連ねた心の文字を
一字残らず吸い込んでほしい
たゆたう黒煙はきっと
あなたの所へ届いてくれる
どうか どうか煙たがらないで
澄み渡る文を読み取ってほしい
ひともじ ひともじを
隔たりのない快晴を
あなたのうたが曇らせたなら
雨粒に混ぜて見せてほしい
流れ落ちる雫の言葉を
一滴残さず受けとめるから
ただよう黒雲はきっと
ぼくの家に降らせてくれる
屋根をつたって 頬をつたって
こぼれたら両手で読み取るよ
ひとつぶ ひとつぶを