ポエム
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ランタンと影
僕のランタンの灯りは
昼夜のギラギラにのまれた
ランタンで映る僕の影は
眩しい光で上書きされた

そして街から遠ざかった
何も差し込まない所まで
ランタンが強く輝けるまで
明度の坂道を下って行った

最果ての闇に行き着いた
ここで光を発するものは
腰に下げたランタンだけ
ここで影を作れるものは
僕の好きなランタンだけ

看板もない車もない
街灯もない太陽もない
この光だけを浴びたかった
この影だけに会いたかった
やっと叶う暗さまで来れた
20/10/24 02:31更新 / ぬけあな



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