ランタンと影
僕のランタンの灯りは
昼夜のギラギラにのまれた
ランタンで映る僕の影は
眩しい光で上書きされた
そして街から遠ざかった
何も差し込まない所まで
ランタンが強く輝けるまで
明度の坂道を下って行った
最果ての闇に行き着いた
ここで光を発するものは
腰に下げたランタンだけ
ここで影を作れるものは
僕の好きなランタンだけ
看板もない車もない
街灯もない太陽もない
この光だけを浴びたかった
この影だけに会いたかった
やっと叶う暗さまで来れた
昼夜のギラギラにのまれた
ランタンで映る僕の影は
眩しい光で上書きされた
そして街から遠ざかった
何も差し込まない所まで
ランタンが強く輝けるまで
明度の坂道を下って行った
最果ての闇に行き着いた
ここで光を発するものは
腰に下げたランタンだけ
ここで影を作れるものは
僕の好きなランタンだけ
看板もない車もない
街灯もない太陽もない
この光だけを浴びたかった
この影だけに会いたかった
やっと叶う暗さまで来れた