ポエム
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雪女
冷えたオーラを身にまとう
冷たい君とダンスダンスダンス
上がった吐息で窓が曇った
一夜だけ冬にしてくれた

怪談話で凍った背筋は
強い日差しですぐに溶ける
チリンと鳴ってる風鈴は
ミーンと鳴いてるセミに負ける
言い聞かせじゃない涼しさが
身体の中を巡っていたけど

太陽と入れ替わるように
君はすぐに去っていった
目から涙が出るよりも
額から汗が流れてくる
つららが溶けて悲しい雨が
生ぬるく降り始める朝
20/08/26 04:15更新 / ぬけあな



談話室



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