ポエム
[TOP]
花束
選び抜いてたぐり寄せて
思いのままを束ねていた
言い表せないメッセージ
包まれながら咲いている

お風呂上がりのような気分
鋭いトゲも引っ込んでいて
切れ端に何気なく書いた文
それを捨ててはいけないと
自分の内側で声が聞こえた

浮かばないとか呟きながら
言葉は確かに渦巻いていた
後はしたためる勇気だけ
花束に添えてしまうだけ

なんだか出来る気がする
目を逸らさずに手渡せる
ごまかさずに伝えられる
そして約束を取り付ける
照れ臭さを消した甘い香り
花言葉の未来へ繋いでいる
20/03/10 03:30更新 / ぬけあな



談話室



TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c