どうせこうなるんだよ
とち狂って判を押そう
罰を代わりに受けてやろう
この世で一番お似合いの
姿を見せつけてやりたいな

乳飲み子時代に戻っても
覆せないことがある
無心で顔をうずめても
芽生えてこないことがある
どれだけ頭を撫でられても
優しげな嘘にしか思えない
背中にネクタイ締めてみれば
俺の顔は添え物のようだ

画面を消して 天井を見て
よそ見していた一秒達に
刮目して構ってやれば
モノクロの目がバラ色になる
永遠のような人生に見えても
いつかは最後の瞬きになる

あの子のゆりかごは
隙間風が揺らしてくれる
心残りも心配も消え失せた
古時計と同じテンポの
鼓動になったら外に出よう

マフラーをほどいてる寒空の下
ネックレスを引きちぎる人がいる
首輪を外そうと飼い犬も回ってる
みんな同じこと考えてる
もう疲れた だけど止まらず続く
長い時間をかけることもない
明日を放棄してワープしよう