みんながくれる温かな声が
鼓膜を通して破れてしまう
叫びたいこと飲み込んでは
身体の中でちぎれていく

読み取れない言葉でも
捨てられず溜め込んで
今にも壊れそうになる
悪あがきで繋げてみても
意味がわかるはずもなく

固い蛇口をひねるように
やっとの思いで口にしても
全ての言葉が粉々になり
足元に落ちてその場を汚す

祝いの紙吹雪も自分みたいで
何も嬉しくない ごめんなさい
もっと素直に受け止められたなら
すっと気持ちを伝えられたなら