ポエム
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ジングル
薄い壁の冷たさを我慢して
寝たふりの耳を近づければ
空の上をシャンシャンと
通り過ぎていくジングル

満たされたあの袋の中に
僕のものは片隅にもない
隣のイビキと反比例して
聞こえなくなるジングル

隙間風の冷たさで目覚めて
腹ペコの子ブタ抱え上げて
お腹の音がジャラジャラと
振れば小さく響くジングル

満たされない胃袋の中は
僕のために貯えたものだ
いつかは満腹にしてあげて
聞こえなくしたいジングル
21/12/24 03:02更新 / ぬけあな



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