ポエム
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波打ち際の境目で
最後に作った砂の山を
もらってくれてありがとう
最後に立てた枝の旗も
倒してくれてありがとう
いじめるような冷たさの中に
構ってくれる温かさがある

受け取られない淋しさは
自分もろとも海に沈めた
思うだけで殺したことが
口を開けたら蘇っていく

肉体なんて抜け殻にして
ついていけたら良かったな
あとはどうするつもりなのかな
自分の想いなのに他人事みたいだ

今まで無視されたんだから
見えるようになれたんだから
やっと形を持てたんだから
好きなように昇っておいで
人はわかってくれなかったから
魚にわかってもらえたらいいな
21/08/14 23:37更新 / ぬけあな



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