最後尾
ひとことだけ結べる矢に
いくつも言葉が列を作る
君の心にくっつきますように
先端に吸盤を付けて
結ぶ前によく読み返して
それから射ると決めたのに
些細なことでささくれ立って
心ない言葉が横入りする
君の心を突き刺してやる
先端を刃に付け替えて
威力ある言葉を結んでしまった
傷つけるためなんかじゃない
それだけはわかっていても
それ以外がわからなくなった
刃の前は何を付けてた
結んだものはなんだった
流れは滞っていても
お構いなしに言葉は並ぶ
多分本当に素直なことは
一番僕に似ていることで
どこでも割り込んでくる嘘に
見て見ぬふりで震えている
多分本当に言うべきことは
一番後ろで出番を恐れて
いつでも言えるようなことに
いつまでも順番を譲り続けている
いくつも言葉が列を作る
君の心にくっつきますように
先端に吸盤を付けて
結ぶ前によく読み返して
それから射ると決めたのに
些細なことでささくれ立って
心ない言葉が横入りする
君の心を突き刺してやる
先端を刃に付け替えて
威力ある言葉を結んでしまった
傷つけるためなんかじゃない
それだけはわかっていても
それ以外がわからなくなった
刃の前は何を付けてた
結んだものはなんだった
流れは滞っていても
お構いなしに言葉は並ぶ
多分本当に素直なことは
一番僕に似ていることで
どこでも割り込んでくる嘘に
見て見ぬふりで震えている
多分本当に言うべきことは
一番後ろで出番を恐れて
いつでも言えるようなことに
いつまでも順番を譲り続けている