靴の上にリボン結んで
想いで紡ぐ道を歩いた
靴の上のリボン揺らして
連ねる軌跡に足跡残した

「ほどけないでいてほしいな」
靴の上のリボンに願った
それに応えてくれるように
どんな歩みでも緩まなかった

いつしか弱くなった自分が
嫌になったら眺めたリボン
やめたくないと思うほど
結び目が強くなったリボン
まるで気持ちを汲むように
通じ合ってくれたリボン
結んだ自分だ それで十分だ
言い聞かせて強くした自分

気づけばこんなに道を紡いだ
踏みしめた足とすり減った靴
それを支えたリボンと一緒に
気づけばここまで歩いてきた

ここで区切りがついたって
向かい風にささやかれても
ここで終わりにしようって
向かい風に引っ張られても

「ほどかないでいてほしいな」
靴の上から聞こえた気がした
それに応えてあげるために
どんな歩みでも進んでいこう
どんな歩みでも続けていこう