謳う
もう少しだけ
もう少しだけでいいから
この汚れきった世界で儚い幻想を
酸化した世界に水の中から祈りを
枯れたならもう一度涙を与えて
散ったならもう一度嘘を重ねて
涼やかな歌を
紡ぐ歌はやさしくうつくしい夜の歌
誰もいない部屋の窓の小夜曲
悪夢ばかり
数えたら指が足りなくて
日に日にまざまざと明瞭に
滲み出すは原色の憂鬱
閉じられた緞帳の裏で
なお生活を演じ続ける
流れる血潮が乾かぬうちに
願うことすら忘れぬうちに
この手でこの生を
もう少しだけでいいから
この汚れきった世界で儚い幻想を
酸化した世界に水の中から祈りを
枯れたならもう一度涙を与えて
散ったならもう一度嘘を重ねて
涼やかな歌を
紡ぐ歌はやさしくうつくしい夜の歌
誰もいない部屋の窓の小夜曲
悪夢ばかり
数えたら指が足りなくて
日に日にまざまざと明瞭に
滲み出すは原色の憂鬱
閉じられた緞帳の裏で
なお生活を演じ続ける
流れる血潮が乾かぬうちに
願うことすら忘れぬうちに
この手でこの生を