ポエム
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change
鹿威しの音を聞きたかった。
分かりやすい変革の音を。

遠くでパトカーのサイレン、
せっかくの穏やかな非日常は今日も吹き飛ばされる。
信号の青が黄になる、
スピードと気分はタイヤを巻きこんで道路の黒に沈んでいく。
明るくもない日常だ。

けれどここに
分離帯のくっきりした線引きはない
から

今日も
風化した看板や色褪せた標識を直し続ける。

信じるしかないんだよ。
神様がいないことも
繰り返しが変化をつくることも。

きっとうまくいくさ。
たぶん、こんなふうにね。


19/03/26 02:11更新 / 辻葉冷弧



談話室



■作者メッセージ
信じたいね。
またいつかとか言いつつ1週間で戻ってきました。すいません。かかないと落ちつかない。またよろしくお願いします

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