ポエム
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轟々
星が外に出たがらないので
夜が矢印になって差し込んでくる
少年を中心に、此処は光に閉じこめられた

22時 唯一見えた信号機が黄に震えていた
一定のヒステリック 視覚的な叫び


雨音 Dm7 衝突して優しさを欠乏症の林檎に与ふ


波波波音貝ののたうつ

黒鍵二ツ飛バシ


蛇口の格子が牢に見えたので
この井戸を枯らしてやろうかと、
泣きました。



19/06/28 23:41更新 / 辻葉冷弧



談話室



■作者メッセージ
そのまま
少しむせるけれど、良夜でしたね。

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