ポエム
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純水
意味なくこぼれ落つ涙ほど
汚れたものはないと思った
肯定はまた今 見抜かれず息を吐く
「きれいな水はありませんか?」
彼女は何も言わず僕を連れ出す
人間のいない夜の庭
そこに
降る雨に打たれ続けて
目の前でボロボ口になっていく水たまり
星がうつらないただ波打つ黒の水
「どこにだって,」
そうやって意味を持って降りゆく涙ほど
純粋な凶器はないのだろう
僕らは血だらけで泣いている
19/05/15 00:54更新 / 辻葉冷弧



談話室



■作者メッセージ
なんか言葉が濁ってくな

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