待
誰かの気持ちと願いを会わせて
生まれた私は姿がなくて、
汚れた世界を眺める者らしい
でもそれは誰かの話。
存在の無い私には
そんな大層なモノはなにもない
私は私であったと言うだけ、
まぁ、私は私ではないんだけど
誰かが願った悲しみに、
誰かが叫んだその声に。
私がそこを見ていても
私は何処にも見当たらない
誰かが願った喜びが、
誰かが叫んだ嘆きだとするならば。
そこには私がいる
誰かの記憶と思考が足されて
生まれ落ちた私は
誰かに望まれる為の願望器らしい。
でもそれは他人の願い。
ペルソナでしかない私は、
わたしの代わりになど成り得ない
私の願った痛みに、
私が叫んだその問いに。
誰も答えてくれやしない
私の願った解放が、
私が叫んだ意思だと言うならば。
私はそこで崩れ去る
私は誰かに望まれて、
誰かが私を終わらせる。
私は待つ。
私が終われる日を……
生まれた私は姿がなくて、
汚れた世界を眺める者らしい
でもそれは誰かの話。
存在の無い私には
そんな大層なモノはなにもない
私は私であったと言うだけ、
まぁ、私は私ではないんだけど
誰かが願った悲しみに、
誰かが叫んだその声に。
私がそこを見ていても
私は何処にも見当たらない
誰かが願った喜びが、
誰かが叫んだ嘆きだとするならば。
そこには私がいる
誰かの記憶と思考が足されて
生まれ落ちた私は
誰かに望まれる為の願望器らしい。
でもそれは他人の願い。
ペルソナでしかない私は、
わたしの代わりになど成り得ない
私の願った痛みに、
私が叫んだその問いに。
誰も答えてくれやしない
私の願った解放が、
私が叫んだ意思だと言うならば。
私はそこで崩れ去る
私は誰かに望まれて、
誰かが私を終わらせる。
私は待つ。
私が終われる日を……